生物処理の基礎

最終更新日: 2026-07-16

生物処理の基礎とは

(1) 浄化槽の中心は、微生物の働きによって汚水中の有機物を分解・除去する「生物処理」です。薬品による凝集沈殿(化学処理)や、ろ過・沈殿(物理処理)と組み合わせて、放流できる水質まで処理します。

ポイント

  • (2) 好気性処理と嫌気性処理:好気性処理は酸素を供給して好気性微生物に有機物を分解させる方式で、ばっ気槽などで行う。嫌気性処理は酸素のない状態で嫌気性微生物が分解する方式で、嫌気ろ床槽などで行う。両者は必要な酸素条件が正反対である。
  • (3) 浮遊生物法と生物膜法:浮遊生物法(活性汚泥法)は微生物が水中に浮遊した状態(フロック)で有機物を分解する。生物膜法は接触材やろ材の表面に付着した生物膜で分解する。微生物をどの状態で保持するかが違う。
  • (4) 硝化と脱窒:硝化は好気状態でアンモニア性窒素を亜硝酸性窒素・硝酸性窒素へ酸化する反応。脱窒は無酸素状態で硝酸性窒素を窒素ガスへ還元する反応。両方がそろって初めて窒素が水中から除去される。
  • (5) 汚泥とスカム:汚泥は主に槽の底に沈殿した固形物(増殖・死滅した微生物や捕捉された固形物)。スカムは水面に浮上した固形物や油分などの層。どちらも蓄積すると処理機能を妨げるため、清掃で引き出す。

覚え方・ひっかけ

「好気=酸素あり」「嫌気=酸素なし」を取り違えさせる問題が頻出。硝化は好気、脱窒は無酸素と酸素条件が逆になる点も同様。硝化だけでは窒素はガスにならず水中に残るため、脱窒まで進まないと全窒素は下がらない。汚泥(沈む)とスカム(浮く)の上下も混同しやすい。

出典・参考

※本解説はAIが作成した暫定版です。基準値・数値・条文の詳細は要確認です。

生物処理の基礎に関する問題